こんにちは。MKDです。
最近、カーモデラーみたいに片寄った投稿が多くなっておりますが、それには理由があります。
当方への3Dモデリングのご依頼は、比較的簡単なものから、ものすごく高度で且つ精度を要求される案件が混在しています。最近は特に”後者”が圧倒的に多く、さらに業種・業界も様々。
自ずと、お客様のデザインを、限られた資料・時間の中でカタチにするためには、それなりのトレーニングが必要になるわけです。
そこで、自身の良きトレーニング方法になるのが、”カーモデリング”。
カーモデリングの特長は、ディテールがとにかく複雑で分かりにくいところ。そして、途中経過が良かったとしても、全体像が見えてくると状況は一変、バランスが崩れている箇所が目立ちはじめるところ。
つまり、その工程は一歩進んで二歩以上下がる。まさに、この繰り返し。
それでもモデリングする理由は先に述べましたが、正確には具体的な意味が盛り込まれているからです。
・全体を見渡せるチカラがつく
・かなりの履歴をさかのぼって修正できる記憶力がつく。
・最後までやり遂げることができるようになり、メンタルに強くなる。
モデリングの実力はこれらを経験しなければ、なかなか身についてこないです。
業務上、スクランブル発進!のような案件も多々あります。いつでも実力100%で臨むにはこのような努力も必要なのです。※個人的にそう信じてます(^▽^)/
そして、良い訓練となるカーモデリングも、継続がとても大切です。
近年、どの3DCADソフトのモデリング手法も、それほど進化はしていません。ですので一度モデリングのルーティーンを身につければ忘れることはないと思います。しかし、一度離れると間違いなく、腕は鈍ります。(@ ̄□ ̄@;)!!
これからも、『継続は力なり』でどんどん進んでいきます。
では、その訓練の成果物、新型の GR 86新型 。
発売開始も近づき、エアロパーツやホイール、チューニング業界も動き始めているようですね。活気があるのは良いことです。\(^o^)/
このようなタイミングですので、モデルデータ制作のご相談も数多くいただいております。
当方も86が発売された後に慌てないように、事前のチェックを繰り返し、より精度あるデータへの準備を整え中です。
ここでは、RhinocerosとBlender 3Dモデル から新型86のデザイン検証をCAD画面も交えながら、説明しております。
最後までお付き合いください。
【チューニングカーならアリ?】躍動感はピカイチ!グリーンメタリックな86
GR86の持つイメージの一つに”スポーツカー”があります。
FRの楽しさを持つGR86。
やはり、その様がカッコ良くなければ、ハチロクの名が泣く。(´;ω;`)ウゥゥ
ならば、その様をCGで検証した画像がこちらになります。
※2021年7月17日付けでレンダリング画像を差し替えました。より良いデータをお見せしたい一心です。何卒ご了承ください。
何世代か前のヴィッツに設定されていたカラーをイメージしてみましたが、いかがでしょうか?
虫みたいですが・・・。
実際に日本で売り出されることはなさそうな色ですが、海外ではウケそうな色。
ルーフ部分をカーボンを意識したマットブラックで施してみるのも良いのでは。
ボディラインもしっかり出ていてグラマラスなオーラは出せそうです。
<補足>
GR86の情報が日々更新されていく中で、上記3Dモデルデータはそれより”ワイドボディ”にしております。
<86新型 CAD モデル>3DCAD:Rhinoceros/レンダリング: Blender
新型TOYOTA GR 86の blender レンダリングのもととなる3DCADのデータがこちらです。
実際の制作過程のCAD上で参考とさせていただいた写真は3枚!
内容は、<正面>と<横>と<後ろ>。
正直、上面が欲しかったのですが・・・無いんです。どなたか撮影してませんかね~(*´∀`*)
もちろんこれだけでは、ここまでのデータはできないので、部分的なスナップ写真をいくつか確認しながら、ディテール制作の参考にしております。


【定番は健在】ボディデザインに惚れたら 暗闇で映えるレッドの GR 86新型
メディア公開されているGR86も、ほぼカラーは”レッド”。
イメージカラーはレッドで決まりだと思いますが、明るいカラーでは何かしっくりこない印象。
ダークな感じが合ってそうなので、アレンジしたカラーがこちら。
現行同様にパールかメタリックが入っていた方が良さそう。
【存在感は現行型から成長】オールブラックは TOYOTA 86 の”走り”を意識する証し<GR 86新型 >

ヘッドライトが可愛い目をした印象がある現行型。
でも今回のヘッドライトは、正統派でシンプル。※たぶん。
となればボディカラーをブラックにすれば、ますますクール!
(これも予想ですが・・・)ホイールもブラックなら、”オールブラック”もビシッと決まりそう。
以上、ボディカラーを勝手に予測して、86新型 をデザイン検証してみました。
いずれにしても、カッコいいことは、間違いなさそうです。
ちなみに最終にいたるまではもうしばらくかかりそうです。
実は現行のレンダリング画像はご覧の通り、少々”ワイドボディ”です。
詳細のディテールが確認できれば、全体のバランスのとれた本来の👍デザインになると思うのですが、その領域に行けておりません。すみません。
なので、86新型 のカッコ良さのイメージを表現したワイドボディにしたわけです。
ご了承ください。
3Dモデリングのご依頼方法は簡単です
今回のカーモデリングでは、写真をもとに3Dデータを制作しておりますが、3Dモデリングに関しては、それ以外にも様々な方法/手段があります。
クルマ以外にも様々な案件をカタチにしているMK Design Officeをよろしくお願いいたします。